2010年度 羽田野研合同夏期セミナーのしおり


写真集です!(パスワードが必要です。羽田野までお問い合わせ下さい。)


今年も羽田野研合同夏期セミナーを開催致します。
今回のテーマは「光誘起ホール効果:バンドトポロジーの光による制御」です。
みなさん、奮ってご参加下さい。
(参加申し込みは締め切りました。)

重要なお知らせ

8月21日(土)は、富士吉田駅に11時半に集合して下さい(厳守!)。

当日、高速道路は大渋滞が予想されていますので、必ず電車をご利用下さい。 例えば新宿からなら
JR 新宿駅→(中央本線)→ 大月→(富士急電鉄)→富士吉田
という路線があります。集合に間に合うぎりぎりの便は

です。くれぐれも乗り遅れないようにご注意下さい。

宿泊先

日程

2010年午前  午後
8月21日(土) 富士吉田駅集合(11:30) 長尾荘着(〜12:15) 昼食(12:30~13:00) 講義 (13:15〜17:00)
(休憩時に集金)
夕食(18:00~19:00) Welcome Party(20:00~)
8月22日(日) 朝食(8:00〜8:30) 講義 (9:00〜12:00) 昼食(12:30〜13:00) ハイキング(13:00~17:30) 夕食(18:00~19:00) Banquet(20:00~)
8月23日(月) 朝食(8:00〜8:30) 講義 (9:00〜12:00) 解散 解散後、平野バス停(宿から1.2km)までは適宜、送迎致します。 平野バス停から富士吉田までの時刻表はこちら

講師

講義内容

光誘起ホール効果:バンドトポロジーの光による制御

最近トポロジカル絶縁体などの発見により結晶中の バンドのトポロジーに対する興味が持たれている。 しかし、通常バンドのトポロジーは物質固有のものであり その制御は簡単とはいえない。ところが、非常に強力な 定常光を電子系に照射すると電子状態を変化させることができる。 特に円偏光を照射した場合、「光誘起ホール効果」と呼ばれる 磁場ゼロ状態でのホール効果が実現することが分かった[1]。 この効果はDirac電子系で顕著であるが、エッセンスは AC電場の中でk-点がDirac点を囲む回転運動を行い、 その際に幾何学位相を獲得し非断熱ベリー曲率が有限になること にある。 本合宿ではDirac電子系の持つトポロジカルな性質(アノマ リー、ホール効果)、 AC電場中の電子系の取り扱い方法を説明した後、 光誘起ホール効果に対する応用を説明する。

1.2次元Dirac粒子とパリティアノマリー
2.AC電場中の電子系とFloquetの方法
3.光誘起ホール効果への応用

[1] T. Oka and H. Aoki, Phys. Rev. B 79, 081406 (2009).

参加資格

ハイキング

必要なもの

参加予定者(敬称略・あいうえお順) 全19名

井村 健一郎 広大
伊與田 英輝東大物性研加藤研
岡 隆東大青木研
川本 達郎東大生研羽田野研
御領 潤東大生研羽田野研
佐藤 正寛理研古崎研
白崎 良演横浜国大
杉山 友規東工大 
高吉 慎太郎東大物性研押川研
田島 裕康東大生研羽田野研
田島 昌征早稲田大(羽田野研実習生)
中野 留里東大生研羽田野研
中村 統太芝浦工業大
西口 和孝東大青木研
羽田野 直道東大生研羽田野研
平山 尚美東大生研羽田野研
藤井 達也東大物性研上田(和)研
松尾 衛京大基研(普段は原研)
松尾 まり原研 先端基礎研究センター