参加希望の方は 7月24日18時までに 西野 までご連絡ください。
みなさん、奮ってご参加下さい。
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-12-7
この辺り
TEL 0266-52-5050
FAX 0266-52-5061
2009年 | 午前 | 午後 | |||
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8月31日(月) | 現地集合(〜13:00) | 講義 (14:00〜17:00) | 夕食、Welcome Party | ||
9月1日(火) | 朝食(8:00〜) | 講義 (9:00〜12:00) | 昼食(12:30〜) | 自由時間 (レクリエーション) | 夕食、懇親会 |
9月2日(水) | 朝食(8:00〜) | 講義 (9:00〜12:00) | 解散 |
トポロジカル絶縁体の有効ゲージ場の理論 |
バンド絶縁体は、バルクのエネルギースペクトルにギャップが
開いている状態として定義されていますが、その中でも、系のエッジ
において, 摂動に対して robust なギャップレス状態があらわれるトポロジ
カルな絶縁体と、そうではないものに大別されます。トポロジカル絶縁
体はさらに、
(i) 時間反転対称性を破るもの、と
(ii) 時間反転対称性を破らないもの
の二つに分類されます。(i) の例は量子ホール系で、(ii) はグラフェンや
HgTe/CdTe 量子井戸などで盛んに議論されている量子スピンホール系
[1,2](量子ホール効果のスピン版)です。
電磁場の有効理論は、電磁場以外の系の微視的自由度を積分する事に
より得られ、系の電磁応答を系統的に調べる事が出来る大変有力な手段を
与えてくれます。(i) の場合の有効理論は Chern-Simons 理論である
事が良く知られています。(ii) に関しては最近、トポロジカルに robust な
電磁気現象を統一的に記述する、興味深い有効場の理論が提案されました[3]。
今回の合宿では、(i) や (ii) の話題、特に有効理論の性質に焦点を当てて
お話をする予定です。そして、[3] とは異なった、(おそらくは) 互いに
相補的となっているアプローチ [4] に関してお話するつもりでいます。
[1] C. L. Kane and E. J. Mele, Phys. Rev. Lett. 95, 146802 (2005);
ibid, 226801 (2005).
[2] B. A. Bernevig, T. L. Hughes, and S.-C. Zhang, Science 314, 1757 (2006). [3] X.-L. Qi, T.L. Hughes, and S.-C. Zhang, Phys. Rev. B 78, 195424 (2008); X.-L. Qi, et al, Science 323, 1184 (2009) [4] Jun Goryo, Nobuki Maeda, and Ken-Ichiro Imura, "Superconductivity and Current Confinement in Z2 Topological Insulator", arXiv:0905.2296 |
ただし講義内容は、大学院の基礎的レベルの講義を 受講した程度を仮定するため、大学院博士課程以上が望ましい。
以上、西野 までご連絡ください。
申込締め切りは7月24日18時です。
基本的に全員に出張手続きを行い、 宿泊費と交通費の補助を予定しております。
10:00 新宿--(JR特急スーパーあずさ11号)--12:09 上諏訪
10:00 名古屋--(JR特急ワイドビューしなの7号)--11:52 塩尻
12:08 塩尻--(JR特急あずさ16号)--12:24 上諏訪