参加希望の方は 7月9日までに 西野 までご連絡ください。
みなさん、奮ってご参加下さい。
〒391-0301 長野県茅野市白樺湖
この辺り
TEL 0266-68-2021
FAX 0266-68-2092
2008年 | 午前 | 午後 | |||
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21日(木) | 現地集合(〜13:00) | 講義 (14:00〜17:00) | 夕食、Welcome Party | ||
22日(金) | 朝食(8:00〜) | 講義 (9:00〜12:00) | 昼食(12:30〜) | 自由時間 (レクリエーション) | 夕食、懇親会 |
23日(土) | 朝食(8:00〜) | 講義 (9:00〜12:00) | 解散 |
量子ホール効果からトポロジカル絶縁体へ―グラフェンを舞台に |
よく知られているように、グラフェン―単層(2次元)のグラファイト―
は、(しばしばK点、K'点と呼ばれる)ブリルアン・ゾーン内の2点でギ
ャップレスになった特異なバンド構造を持つ(ということをこの講義の
出発点としたい)。この2点の近傍において、キャリアは実効的に質量
ゼロのディラック方程式に従い、また位相πのBerry位相が生じる。こ
のため、磁場中に置かれたグラフェンにおいては、特異なゼロ・モード
を持った(相対論的な)ランダウ状態が形成され、その結果として、グラ
フェンにおける量子ホール効果の量子化則は通常の半導体に対するもの
とは異なったものになる[1]。(このあたりまでで、講義前半。)
講義の後半では、Kane-Mele模型[2]を題材に、スピンホール効果から Z_2トポロジカル絶縁体へと話しを展開していく。スピン軌道相互作用 があると、先のK点、K'点においても小さなバンドギャップが開く場合 がある、ということに注目する。このような状況で有限サイズの―つま り、エッジ(端)のある―サンプルを考えると、量子ホール効果の時と同 じように、バルクではギャップが開き絶縁体となったサンプルの端に局 在したギャップレスのエッジ状態ができていることが分かる。実はこの エッジ状態、スピン・アップとダウンでペアになっているのだが、系の 時間反転対称性と関連してZ_2トポロジカル絶縁体を特徴づける重要な 指標になっている。 [1] K.S. Novoselov et al., Nature 438, 197-200 (2005); Y. Zhang et al., ibid., 201-204.[2] C.L. Kane and E.J. Mele, Phys. Rev. Lett. 95, 226801 (2005); ibid., 146802 |
ただし講義内容は、大学院の基礎的レベルの講義を 受講した程度を仮定します。
以上、西野 までご連絡ください。 申込締め切りは7月9日です。
基本的に全員に出張手続きを行い、 宿泊費と交通費の補助を予定しております。
JR茅野駅に12時10分に集合し、送迎バスで40分でホテルです。 次の電車が便利です。
10:00 新宿--(JR特急スーパーあずさ11号)--12:03茅野
9:00 名古屋--(JR特急ワイドビューしなの5号)--10:52 塩尻
11:05 塩尻--(JR中央本線・高尾行)--11:41 茅野
東京--(中央道172km)--諏訪IC(ビーナスライン・R152)--白樺湖
東京--(関越道78km)--藤岡JCT(上信越道71km) --佐久IC(R141・R142・県道)--白樺湖
自動車で来られる場合は出張手続きが異なりますので、 申込時にお知らせ下さい